6月12日 珍しく朝6時には
珍しく朝6時にはベッドを抜け出した。
起き抜けに昨日洗ったばかりのシーツで蚊を叩き潰してしまったのだ。
シーツの交換はできればやりたくない家事ランキングのトップ3に入るくらい好きじゃない。
あれは精神的にも身体的にもどえらい重労働だと思う。
どうにかマットレスから外さずに洗えないものかと考えをめぐらせたけど、ムダな抵抗だった。
汚れた繊維の間に洗剤が浸み渡るように揉みこみ、布と布とでこすり洗う。
もう何年もピルを飲んでいるので、血のついたシーツを洗うなんて本当に久々だった。
股からでた血のついたパンツやら何やらを手洗いするなんて、それこそ金輪際やりたくない作業だぜ。
蚊の血(正確にはわたしの血)は意外と簡単に落ちたので、たまっていた洗濯物と一緒にドラム式洗濯機大先生にぶち込んで、無事災厄を乗り越えた。
今日はこの勢いのままやらねばいけないことを着々とこなせたので充実した日だったと言ってもいいでしょう。
これは人に差し入れとしてあげる予定だった芍薬。
花を買うところまでは頑張れたけど、いざ向かうぞという場面で力尽きてしまったので我が家に飾らせていただいた。
芍薬は花が咲く前の、まん丸い蕾のときが一番魅力的だと思う。
見るたびに姿が変わってるのに感動するし、花開いたときの匂いとか、あの華やかさを想像する時間がこの花の醍醐味な気がする。というか、この蕾自体の慎ましい雰囲気が大変好み。あと芽キャベツみたいでおいしそう。
夕方、しばらく葛藤したのちに腹をくくってシーツをマットレスに取りつけた。
達成感ついでにベッドメイキングしたら、かけ布団のシーツにも血がついてることに気づいてしまった。しかもご遺体付き。たしかに朝洗うときに本体が見当たらないなとは思ったけども。どうしようもなさすぎてここで供養。
わたしはこんなことを書きたかったんだろうか。