8月13日 定期的に連絡をとる友人は

定期的に連絡をとる友人は片手が余るほど少ない。
昨日はそのうちのひとり、Kさんに久しぶりに会えて、たっぷりお茶とおしゃべりをした最高の一日だった。


歯茎が腫れているのか入れ歯が痛いとのことで歯医者に連れて行き、家に帰ってきて一週間分の家計簿でもつけるかとスケジュール帳とにらめっこしていたら、今日がKさんと会う予定の日だったことに気づいてリアルに息が止まった。

その時、実に約束の時間の15分前。奇跡的に身支度が済んでいたので速攻で家を飛び出した。歯茎よこのタイミングで腫れてくれてありがとう。ふだん病院の付き添いで寝癖まで直したりしないんだけど、この事態を予期していたかの如く顔と身体の日焼け止めまで完了していた。
急行に乗れば6分で着く距離にいるって強い。なんとか20分遅れで落ち合えた。

こちらも色々あった数ヶ月だったし、向こうもコロナに罹ったりと色々あった数ヶ月だったみたいでお互いの近況報告だけでも口が足りないほど忙しかった。とにかくしゃべり笑い倒してたらあっという間に3時間がとけた。

冷房が強く二人してすっかりチキンスキンになっていたので場所を移動することに。徒歩5分のところにKさんが気になっていた喫茶店があるとのことで、そこで第二ラウンド開始。
カウンター席がふたつ、二人がけテーブルがふたつの小さなお店だったんだけど、そこがまぁなんとも素敵なお店で。Kさんはバナナケーキ、わたしはオムレツサンド、飲み物は二人ともオーガニックジャスミン茶を注文した(前のカフェでもケーキを食べたことはお互い記憶から消し去った)。そのジャスミン茶がおいしいのなんのって。香りがすごくて、何度口に運んでも毎回深呼吸して天を仰ぎみるおいしさだった。二杯おかわりできたのも最高だった。それでも一年前の茶葉らしく、二ヶ月後に新茶が入るとのことだったので、そのタイミングでまた一緒に来ることが確定した。
バナナケーキもオムレツサンドも大変ボリューミーで最高だったし、お店の本棚のラインナップもわたしたちにどんぴしゃりと刺さり、またしても再訪をかたく誓った。やっぱり本棚ってそのひとの人柄というか、趣味嗜好がよく出るよね。

器や家具はもちろん、キッチン奥の壁が緑だったのも素敵だったな。いい緑だった。緑の壁って憧れるけど勇気がなくて絶対やれないだろうな。

その喫茶店でも2時間ほどおしゃべりして解散。
Kさんに会うときはいつも会う前から顔がニヤニヤしちゃうんだけど、帰り道も思い出し笑いでニヤニヤしてる。


ちょうど今月で付き合いが丸8年。
わたしはこのひとのことを末永く大切にしたいと思ってる。
大切に思っていることを知っていてほしい。
だからこれからもその気持ちを言葉にして、行動にして示していくつもり。
一度は途切れかけてしまった仲をKさんがとり戻してくれたことをわたしはずっと感謝し続ける。


フォカッチャ生地が外さくさく中ふわふわでおいしかった。
あいかわらず写真のセンスなくてつらい。